ビーガン餃子の味

 今日は当地のレストランの話でもします。

 まず、ヨーロッパでは日本と比べるとベジタリアンやビーガンの人が多く、それに合わせてレストランもメニューを準備しています。そもそもこちらではどんなレストランにも必ずベジタリアンメニューがありますし、ほぼほぼメニューに「ベジタリアンメニュー」という表記があります。なにせ醤油にすら「VEGAN用調味料」と書いてあるくらいですからね。

 他にも、「ベジタリアン・ビーガンめひゅーのみ」のレストランというのもあります。日本にも無くはないのですが、東京などの大都市圏にしかございません。一方人口50万程度のスロバキアでもベジタリアンレストランがあるということは、当地ではベジタリアン・ビーガンフードの需要が多いということが言えると思います。

 ということで、特にベジタリアン・ビーガンでない我々もちょっくら行ってみるかということで、先日「ビーガン餃子の店」に行ってまいりました。

 今回行ったのはブラチスラバ旧市街にある「Food Stock」というお店です。

www.foodstock.sk

 ちなみにここのメニューですが、「餃子」「味噌汁」「フムス」「キムチ」です。日・中・韓・中東とアジアの料理ごった煮とかいう日本では絶対に成立しないであろうレストランです。まぁこういうちょっと混同したアジア観は欧州あるあるですね。

 今回は餃子を食べました。お値段は8€です。

 まず味についてですが食べられる味です。甘めに味付けしたタレに揚げた餃子の上に枝豆とネギが載っていまして、食感がパリパリしています。

 ただ、欠点を言うとするとやっぱりお肉不使用のせいなのか中身の厚みが足りないんですよね。特に日本の餃子はお米のおかずに向くよう進化してきたのかひき肉やニンニク、ニラなどストロングな味に進化していますが、どうしても薄い感じがしてしまうので、日本や中国の餃子を食べ慣れた身としては、やや物足りないなぁと思ってしまう次第です。

 まぁ正直言ってしまえば多分日本では流行らないだろうなぁ、という味でした。とはいえ、お店の前を通るとこのベジタリアンフードを大柄で屈強なスラブ人男女が美味しそうに食べてたりするんで現地ウケはするんだろうなと思います。