始まりましたね、オリンピック。開催について色々と賛否はあるかもしりませんが、この場ではその是非について特に言及しません。始まったからには楽しめればと思います。
が、今私がいるのはスロバキア。開催地である日本から時差にして７時間離れております。そのため、日本時間午前の競技はよっぽど早起きをしないと視聴は絶望的、午後から夜にかけての競技もがっつり仕事時間と被ってしまいます。
ですが、オリンピック視聴にあたっては、時差以上にある壁があります。それは、放映権の問題です。
まず、スロバキアでもワールドカップの放送がスロバキア国営放送によって行われます。ただし、オリンピックはサッカーワールドカップと違い、複数の競技が同時並行に行われるため、各国の人気や出場選手によってテレビで放映される競技が変わります。ちなみに、今ブログを書いている現地の日曜午後のスロバキアでは５人制バスケのアメリカｖｓフランスがやってました。まぁデュラントのプレイが見られるんならそれはそれでいいんじゃねーかなと思いますけど。
バスケファンなら見たい、アメリカ代表ｖｓフランス代表
さらに、海外の衛星放送で日本のNHKと有料契約したとしても、オリンピックは別枠割り当てなのか、日本でやっているNHK放送とは別の差し替えられた映像になり、オリンピックは見られません。許さんぞ利権。
しかし、最近は便利なもので、NHK公式サイト、民放によるオリンピック配信サイトのgorin.jpでライブ配信がされており、地上波でやっていないマイナー競技、日本選手が出ない競技もリアルタイム視聴ができます。インターネットがあれば全世界どこでも繋がれる、どこからでもオリンピック観戦ができます。
では、試しに家のPCからNHKのオリンピックライブ配信を見てみましょう。
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＞ お住まいの地域ではご利用いただけません。 ＜
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このようにライブ配信を見ることができません。ちなみに、編集されたハイライト映像なんかも同様の表示が出ます。
実はインターネットというのはどんな国のどんなコンテンツも自由に閲覧できるわけではなく、「ジオブロッキング」という技術で制限がかけられています。各国で規制の法律が異なるオンラインカジノ（ギャンブル）や暴力制限が含まれるゲーム、著作権上色々とややこしい映像コンテンツなどでよく制限がかけられます。
オリンピックはご存じの通り利権ヤクザのIOCによる巨額の放映権ビジネス管理によりテレビ局から大金が払い込まれることもあり、映像視聴には様々な制約が加わってしまっているわけですね。
というわけで、ジオブロッキングの壁に阻まれて海外から日本人選手の応援は不可能・・・ではないです。それは「VPN(Vertial Private Network)」を使えばよいのです。説明すると長くなりますが、簡単に言うと海外にいながら日本からインターネットをアクセスしているかのように設定ができるサービスがあるんだよ、ぐらいに思ってもらえればOKです。
こんな感じでVPN経由でインターネットにアクセスしすれば、NHK公式配信やgorin.jpを海外にいながら見ることができます。写真では、VPN接続したiPadを仕事で使うサブディスプレーに出力して女子体操予選を見ています。
とまぁ、一工夫かければ海外からでも日本と同じように見ることができるのですが、正直言ってVPN接続したりディスプレイ繋ぎなおしたりすることは、ちょっと手間だったりするんですよね。日本にいれば、テレビつけて雑にチャンネルザッピングするだけで競技が見られるわけなので、その手軽さ・楽さには勝てません。「無観客になったし世界のどっから見ても同じやろー」と思っていましたが、やはり時差・視聴媒体という点では自国と外国ではかなり壁があるなーと感じます。。。
