イースターに女性をむち打つ民族

 4月17日はイースター、日本語で言うと「復活祭」と言いまして、キリスト教の年間行事の中ではクリスマスと双璧を為す超重要行事です。

 そんなイースターですが、日本では「卵に絵を描く」「うさぎが出てくる」などのイメージかと思いますが、大体あってます。この時期になると、スーパーマーケットには卵型のお菓子やウサギ型のチョコレートがたくさん売られるようになります。

 また、このチェコ・スロバキアの特有の伝統として、女子のむち打ちがあります。

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 記事ではチェコの第2都市ブルノが紹介されていますが、似たような風習がスロバキアにもあります。

 スロバキアの場合には、なんとまず「男性が女性に水をぶっかけ」て、そのあとに「むちで叩き」、最後にお礼に「女性側からチョコやお金をあげる」というなかなかに狂ったイベントになっています。このイベントは女性の美や健康を祈って行われるそうなのですが、水かけてむちで叩いて健康と長寿を祝うってどういうことなんだ・・・?w

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 この風習ですが、スロバキアの地方都市に嫁がれた日本人女性の方が動画で様子を撮影したものをyoutubeにアップされてますので共有します。

 ただ、私が住んでいる首都ブラチスラバの知り合い何名かに聞いてみましたが、最近この習慣をやったという人はあまりいませんでした。日本でも首都では伝統行事はどんどん減っていき、逆に地方には昔ながらのよく分からん風習がいまだに続いているということはあるので、似たようなものなのかもしれません。

 あと、イースターではスロバキアは4月15日(金)と19日(月)が祝日になり4連休、さらにその前後も学校も長期休みに入るという、ホリデーシーズンとなります。そのため、多くのスロバキア人やスロバキア在住EU国籍者は実家に帰ったりします。日本でいうところのお盆に近いですね。そのため、イースター休暇前のお別れの挨拶は"Have a happy Easter holiday!"となります。