クリスマスだ、休め!

メリークリスマス皆様。2021年もあと少しですね。

 

さて、12月24日のクリスマスイブ及び25日のクリスマスはキリスト教徒にとって大変に重要な日の一つである、というのはもはや言うまでもないところです。実際、今年のスロバキアのカレンダーでは12月24日(金)は「降誕祭」という祝日でした。ちなみにこの祝日はカレンダーによって日にちが変動しまして、来年は12月26日(月)が祝日だったりします。

以前ブログでも書いたとおり、「ヨーロッパの祝日は小売店が基本やっていない」のですが、御多分にもれず降誕祭も小売店はやっておりません。しかし、この降誕祭は他の祝日とは一味違いまして、なんと飲食店もやっていません。ガチのマジで何のお店もやっていないのです。

それどころか、この降誕祭の時期は24~26日の3日間にわたって全ての店舗がお休みです。そもそもクリスマスは西洋圏では「家族で過ごし、家庭料理を食べる日」ですからね。誰かが働くとその人は家族と過ごせなくなるわけなので、ほぼ全てのお店がお休みになるのは必然というわけです(さすがに公共交通機関や一部の公的機関などは動いてはおりますが)。日本のクリスマスは、この時期にクリスマスデートと称して出かける、クリスマスプレゼントを買いに行く、などもっぱ外出をしてお金を使っていこうという日ですが、西洋では全く逆で、クリスマスの街は静けさに満ちています。まぁ西洋人に言わせれば、「なんでクリスマスというハッピーな時期に働かなきゃいけないわけ!?」みたいな気持ちらしいです。

そんなわけで、この3連休に入る前に市民はこぞって「食材の買いだめ」を行います。なにせ3日間お店はやっていないですし、しかもクリスマスは家庭料理を囲んで過ごしますからね。うちも22日から23日にかけて、たくさん肉やら野菜やら飲み物やらを買いだめしました。

f:id:saitani93:20211225235129j:plainちなみに画像は本筋とは関係ありませんが、ブラチスラバ中心部のクリスマスツリーです。例年11月末に設置され、毎日ライトアップされてます。あと後ろには中止になったクリスマスマーケットの残骸がありますね。