ヨーロッパのマスク事情

世界的なコロナ惨禍のため、一年以上にわたってマスクをつけるという生活が日常になっていますが、それはヨーロッパでも例外ではありません。

 

ただ、所変わればマスクの常識も変わるというもので、ヨーロッパと日本だとマスクの着用習慣やルールは全然違います。

 

まず、こっちのマスクなのですが基本写真みたいなごついやつが多いです。

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FFP2規格マスク

感染症病棟の防護服装備の看護師とかがつけてそうな、立体感のあるがっしりしたマスクです。規格はFFP2(日本だとDS2、米だとN95)ですね。

そのため、日本のようなウレタンのおしゃれマスクはあんまり見ないです。たまーに見ても不織布と二重につけてる人がいる、という程度です。

 

「さすがヨーロッパは日本より広がっている分感染対策が徹底しているな」と思うかもしれませんが、実際のところ、5月現在に外でマスクを着けている人はほとんどいません。

 

各国のルールによりけりではあるものの、現在私がいるスロバキア屋外でのマスクは強制されておりません。強制ではないのは日本も同じですが、「強制じゃないんなら着ける必要ないよね」というのがこっちのマインドです。この点、マスク警察だのマスク着けないと人権がないという慮り社会の日本とは全く異なりますね。

 

逆に屋内だとマスク着用は強制らしいです。そのため、スーパーマーケットに行くとみんなマスクしてますし、もちろん店員も全員着用です。それゆえに、街中で歩いている人を観察すると手にマスクを持ち歩いている人をよく見かけます。そんないちいち外すくらいならつけたままでいいじゃんと思ってしまうのは日本人だけで、こちらの人たちの感覚ではマスクをしていること自体が超イレギュラーな状態なのかもしれません。