雪だるまの段数に見る東洋と西洋の違い

先週末、ブラチスラバでは8年ぶりとなる降雪20cmにもなる大雪が降りました。

ブラチスラバは緯度的には札幌と同程度なのですが、雪があまり降る地域ではなく、東京よりちょっと多いかな程度にしか降りません。そんな都市に20cmも積もってしまったので都市機能はかなり混乱し、空港滑走路の閉鎖やトラム運航休止なども起きました。

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近所の公園兼墓地

ちなみにこっちに来てからまだブーツを買っておらず、スニーカーで出歩いたら路面で滑りまくる+寒さで死にかけたので、この後ブーツを買いに行きました。

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寒空の下でほっと一杯

こちらではまだロックダウンによる営業規制が続いていますが、日中の散歩であったりテイクアウトのみのカフェの営業は許可されております。

そして、めっちゃ雪が積もったらブラチスラバ市民がやることはひとつ。そう、「雪だるま作り」です。

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結構なサイズ感

散歩中、そこかしこに雪だるまが作ってありました。写真のやつはその中でも特に完成度が高かったもののひとつで、見る限り女性みたいです。こっちの雪だるまには性別も与えてやるらしいですね。

さて、欧州の雪だるまなんですが、日本の雪だるまとの決定的な違いがありまして、日本では通常雪だるまは「頭・体」と2段組みですが、こっちの雪だるまは「頭・上半身・下半身」の3段組みです。日本だと二頭身のキャラクター的なとらえ方をするのが、こっちではもう少しリアルな身体構造に寄せています。

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そういえば、某ディズニー有名映画のこいつも足こそついてますが、三段の雪だるまを前提としているキャラデザインをしていました。

ちなみに、百度伝で雪人(中国語の雪だるま)を検索してみると、二段の雪だるま画像がたくさん出てくるので、調べる範囲だと東洋では二段雪だるまのイメージが強いみたいです。

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近所にあった賽の河原雪だるま

余談ですが、近所には賽の河原方式の雪だるまもありました。