クソ暑いので氷の洞窟に逃げ込みたい

 まだ6月末だというのに日本では梅雨明け、連日40度近い最高気温と記録的な暑さが続いているようですね。

 ちなみにこの猛暑、実はスロバキアの首都ブラチスラバでも例外ではなく、緯度が北海道程度ゆえに真夏の平均最高気温が28度、最高でも30度を超えるくらいであるスロバキアでもここ最近は最高気温35度近くになっております。地球規模で気温上昇がヤバい。

 そんなクソ暑いブラチスラバにはもういられません。ということで、週末に氷の洞窟に逃げ込んできました。

goo.gl

 中はこんな感じです。

 こちら、「ドブシンスカ氷穴」と言いまして、スロバキア中部にある「パラダイス国立公園」という名前がクソダサい国立公園の中の、万年氷がある洞窟です。こちらは年間を通して洞窟内の温度が氷点下以下に保たれておりますので、地上が30度以上の気温でも穴内には氷が残っているというわけですね。

 このように常に0度以下の気温となる洞窟なのですが、なぜこんなことになるかというと、まずこの洞窟は入り口が北向きの1か所だけかつ洞窟の最高地点であります。そのため、冬の間に洞窟内に溜まった、比重の重い冷たい空気の逃げ場がなく、春以降に外が暑くなっても洞窟内に氷点下の空気が残るため、氷がずっと残ったままになるというわけです。この、「洞窟入り口が一番高い位置にある」「他に空気が出入りできる出口がない」「洞窟が北向きである」という条件が揃ったこの洞窟は世界的に見ても稀であり、世界遺産にも登録されています。

 ちなみに当然ですが洞窟内は0度以下なので、中に入る時には必ずコートを持っていきましょう。

一緒に洞窟に行った現地の友人たち